彗星画像にPixInsightのSPCCを使う


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SPCCにせよ、その前のPCCにせよ、なんでかうまく使えなかったのだけど、ようやく昨日のZTF彗星の画像で使えるようになりました。

まずSPCCの使い方は 天文はかせ幕下 さんの記事でわかるのだけど、PixInsightのサイトからダウンロードしたGaia DR3/SPのデータファイルの指定のしかたがよくわかりませんでした。古い記事ではGaiaのPreferencesでAddボタンから入れるんだけど、今はそんなもんない。ようやく気付いたのはSelectからダウンロードして置いたディレクトリを指定するということ。なんだ、わかってしまえば簡単。

そして、CometAlignmentのフローでは彗星だけ画像と星だけ画像をPixelMathで合成するので座標情報が失なわれてしまい、「The image has no valid astrometric solution」と言われてしまうんですな(失なわない方法があれば教えてください)。これまた 天文はかせ幕下 さんの記事で解決。ただ、こっちはもっと簡単で、registeredの画像までは座標情報は保持されているので、それと合成された彗星+星の画像をDynamicAlignmentし、ManualImageSolverでControl points iconにDynamicAlignmentのインスタンス、Reference imageにregisteredの画像を指定して実行します。

こうすればあとは彗星+星の画像に普通にSPCCを実行すれば良いです。

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